シリコン表面上ビスマス超薄膜の表面・界面物性シミュレーション

2011 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 21560030
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 薄膜・表面界面物性
• 研究機関: 金沢大学
• 研究代表者: 斎藤 峯雄 金沢大学, 数物科学系, 教授 (60377398)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2011
• キーワード: 超薄膜 / 電子状態 / スピン軌道相互作用 / 第一原理計算 / ラシュバ効果 / ナノリボン

研究概要

スピン軌道相互作用を考慮した第一原理計算をBi膜上のBiナノリボンに対して行った。エッジに由来する電子状態を発見し、特異な伝導特性を持つことを予言した。また、基板上の1バイレーヤーのBi(001)膜について、Γ、K点周りで渦を持つなど特異なRashba効果を見出した。

研究成果

• [雑誌論文] Edge States of Bi Nanoribbons on Bi Substrates : First-Principles Density Functional Study (2012)
  • 著者名/発表者名: H. Kotaka, F. Ishii, M. Saito, T. Nagao, and S. Yaginuma
  • 雑誌名: Jpn. J. Appl. Phys 巻: 51 ページ: 024201(1)-(4)
  • DOI: DOI:10.1143/JJAP.51.025201
• [雑誌論文] First-Principles Calculation of the Interlayer Distance of the Two-Layer Graphene (2011)
  • 著者名/発表者名: M. S. Alam, J. Lin, and M. Saito
  • 雑誌名: Jpn. J. Appl. Phys 巻: 50 ページ: 0802133(1)-(3)
  • DOI: DOI:10.1143/JJAP.50.080213
  • 査読あり
• [雑誌論文] Magnetism in Dehydrogenated Armchair Graphene Nanoribbon (2011)
  • 著者名/発表者名: K. Sawada, F. Ishii, and M. Saito
  • 雑誌名: J. Phys. Soc. Jpn 巻: 80 ページ: 044712(1)-(5)
  • DOI: DOI:10.1143/JPSJ.80.044712
  • 査読あり
• [雑誌論文] Magnetism in Graphene Nanoribbons on Ni(111): First-Principles Density Functional Study (2010)
  • 著者名/発表者名: K. Sawada, F. Ishii, and M. Saito
  • 雑誌名: Phys. Rev 巻: B82 ページ: 245426(1)-245426(5)
  • DOI: DOI:10.1103/PhysRevB.82.245426
  • 査読あり
• [雑誌論文] Stability and Dynamical Process of Graphene Adatom and its Dimer (2010)
  • 著者名/発表者名: Y. Uramoto, and M. Saito
  • 雑誌名: J. Phys. Soc. Jpn ページ: 074605(1)-074605(4)
  • DOI: DOI:10.1143/JPSJ.79.074605
  • 査読あり
• [学会発表] Electronic Structures of Adatom-vacancy Pair Defects in Nano-carbon Materials (2012)
  • 著者名/発表者名: 林建波,西田和永,斎藤峯雄
  • 学会等名: 日本物理学会第67回年次総会
  • 発表場所: 関西学院大学(兵庫県)
  • 年月日: 2012-03-26
• [学会発表] 第一原理計算によるBi薄膜のRashba効果の解析 (2012)
  • 著者名/発表者名: 小鷹浩毅、石井史之、斎藤峯雄
  • 学会等名: 日本物理学会第67回年次総会
  • 発表場所: 関西学院大学(兵庫県)
  • 年月日: 2012-03-24
• [学会発表] 多層グラフェン/Ni(111)のRashba効果と電気伝導の第一原理計算 (2012)
  • 著者名/発表者名: 石井史之,小鷹浩毅,澤田啓介,大西峰志,斎藤峯雄
  • 学会等名: 日本物理学会第67回年次総会
  • 発表場所: 関西学院大学(兵庫県)
  • 年月日: 2012-03-24
• [学会発表] カーボンナノチューブの電気伝導の第一原理計算:水素不純物と磁性電極の影響 (2011)
  • 著者名/発表者名: 石井史之,川崎智代,澤田啓介,斎藤峯雄
  • 学会等名: 日本物理学会2011年秋季大会
  • 発表場所: 富山大宇(富山県)
  • 年月日: 20110000
• [学会発表] グラフェン・ナノチューブにおけるアドアトム関連欠陥の第一原理計算 (2011)
  • 著者名/発表者名: 西田和永,林建波,斎藤峯雄
  • 学会等名: 日本物理学会2011年秋季大会
  • 発表場所: 富山大宇(富山県)
  • 年月日: 2011-09-24
• [学会発表] First-principles study of healing of adatom-vacancy pair in carbon nanotubes (2011)
  • 著者名/発表者名: 林建波,斎藤峯雄
  • 学会等名: 日本物理学会2011年秋季大会
  • 発表場所: 富山大宇(富山県)
  • 年月日: 2011-09-23
• [学会発表] Biナノリボンの電子状態に及ぼす基板の影響 (2011)
  • 著者名/発表者名: 小鷹浩毅,斎藤峯雄,石井史之,長尾忠昭,柳沼晋
  • 学会等名: 日本物理学会2011年秋季大会
  • 発表場所: 富山大宇(富山県)
  • 年月日: 2011-09-23
• [学会発表] シリコン中10原子空孔の特異な電子構造 (2011)
  • 著者名/発表者名: 斎藤峯雄,居波哲,石井史之,山崎隆浩,山本武範,大野隆央,内田和之,押山淳
  • 学会等名: 日本物理学会2011年秋季大会
  • 発表場所: 富山大宇(富山県)
  • 年月日: 2011-09-22
• [学会発表] 磁性電極を用いたグラフェンにおける伝導特性の第一原理計算 (2011)
  • 著者名/発表者名: 澤田啓介,石井史之,斎藤峯雄,尾崎泰助
  • 学会等名: 日本物理学会2011年秋季大会
  • 発表場所: 富山大宇(富山県)
  • 年月日: 2011-09-21
• [学会発表] Ca_3CoMnO_6の三角格子における磁気秩序と電気分極の第一原理計算 (2011)
  • 著者名/発表者名: 西田美穂,石井史之,斎藤峯雄
  • 学会等名: 日本物理学会2011年秋季大会
  • 発表場所: 富山大宇(富山県)
  • 年月日: 2011-09-21
• [学会発表] ナノカーボン材料のナノシミュレーション (2011)
  • 著者名/発表者名: 斎藤峯雄
  • 学会等名: 第21回格子欠陥フォーラム
  • 発表場所: 立山国際ホテル(富山県)
  • 年月日: 2011-09-20
• [学会発表] Systems in Chemistry and Physics ts in Graphenes and Carbon Nanotubes (2011)
  • 著者名/発表者名: Mineo Saito
  • 学会等名: First-Principles Calculations of Defec XVIth International Workshop on Quantum
  • 発表場所: 石川県立美術館(石川県)
  • 年月日: 2011-09-13
• [学会発表] スピントロニクス/マルチフェロイックスの応用へ指向した材料探索 (2011)
  • 著者名/発表者名: 斎藤峯雄
  • 学会等名: 物性研・CMSI・次世代ナノ情報合同研究会「計算物質科学の課題と展望」
  • 発表場所: 東京大学(千葉県)
  • 年月日: 2011-01-06
• [学会発表] グラフェンにおけるアドアトム関連欠陥の第1原理計算 (2010)
  • 著者名/発表者名: 斎藤峯雄、浦本勇輝
  • 学会等名: 日本物理学会第65回年次大会
  • 発表場所: 岡山大学(岡山県)
  • 年月日: 2010-03-21
• [学会発表] シリコン中原子空孔の大規模第一原理計算 (2009)
  • 著者名/発表者名: 斎藤峯雄、居波哲,山崎隆浩,山本武範,大野隆央
  • 学会等名: 日本物理学会秋季大会
  • 発表場所: 熊本大学(熊本県)
  • 年月日: 2009-09-25
• [学会発表] シリコン及びグラフェンにおける固有欠陥の第1原理計算 (2009)
  • 著者名/発表者名: 斎藤峯雄
  • 学会等名: 第19回格子欠陥フォーラム
  • 発表場所: 九州大学(福岡県)
  • 年月日: 2009-09-24
• [備考]
  • URL: http://cphys.s.kanazawa-u.ac.jp/