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2009 年度 実績報告書

量子ドット光トライオードを用いた光集積回路の研究

研究課題

研究課題/領域番号 21560048
研究機関近畿大学

研究代表者

前田 佳伸  近畿大学, 理工学部, 准教授 (30219282)

キーワード光トライオード / 量子ドット / 半導体光増幅器 / 光集積回路 / 相互利得変調
研究概要

本提案者が提唱する半導体光増幅器の相互利得変調を利用した「光トライオード」は、光信号を同一波長の光信号で制御・増幅可能な光信号増幅3端子素子である。すなわち、小さな制御光パワーの入力によって光入出力特性を大きくコントロールできる機能を有し、その制御光パワーに依存してアナログ的に信号増幅する作用を有している。また、この光トライオード特性は半導体光増幅器に相互利得変調によって強度反転した周囲光をフィードバックすることによって生じる「負帰還光増幅効果」で増強できることを見出している。現時点の光トライオードは、半導体光増幅器のチップをレンズで結合して、バンドパスフィルタを用いてモジュール化している。本年度は、これをモノリシック化するために、光ファイバグレーティングを半導体光増幅器に結合して光トライオードを構成した。
InGaAsPの量子井戸構造の半導体光増幅器を用いた光トライオードモジュールを試作した。制御光パワーをパラメータとした場合の光トライオードの光入出力特性より、光入出力特性を制御光パワーでコントロールできることを確認した。また、この光トライオードは、入力光よりも1桁程度小さな強度の制御光によって、光入出力特性を大きく変化させることができるという特徴を有している。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] ファイバブッラググレーティングによる負帰還半導体増幅器を用いた光トライオード2009

    • 著者名/発表者名
      前田佳伸、岡嶋、高木、中山
    • 雑誌名

      レーザー研究 Vol.37

      ページ: 540-544

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Negative feedback semiconductor optical amplifier using fiber Bragg grating2009

    • 著者名/発表者名
      Y.Maeda, M.Takagi
    • 雑誌名

      Technical Digest of 15^<th> Microoptics Conference

      ページ: 290-291

    • 査読あり
  • [学会発表] ファイバプラッググレーティングを用いた負帰還半導体光増幅器2009

    • 著者名/発表者名
      前田佳伸、高木、中山
    • 学会等名
      第70回応用物理学会学術講演会
    • 発表場所
      富山大学
    • 年月日
      2009-09-10

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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