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1.高抵抗層を挿入した液晶レンズの作製技術を確立をした。
前年度のシミュレーション解析により得られた最適な構造パラメータを用いて高抵抗層を挿入した液晶レンズの作製技術を確立した。駆動電圧及びレンズパワーの可変範囲、収差特性等について実験測定及び評価を行った。低電圧駆動且つ良好な光学特性を有する液晶レンズを作製した。
2.高抵抗層を挿入した液晶レンズの特性に関する測定及び評価を行うと共に特性の改善を行った。
高抵抗膜の抵抗値の温度依存性などによる液晶レンズ特性の変化を測定し、一定の温度範囲内で駆動周波数を調整することでその特性変化を補正する方法を提案した。また、電圧パルス印加により液晶レンズを高速で駆動する方法に関する研究を行った。
3.高誘電率誘電体を有する液晶レンズと高抵抗層を有する液晶レンズの比較を行った。
作製した高誘電率誘電体を有する液晶レンズと高抵抗層を有する液晶レンズの特性を比較した。液晶レンズの低電圧化及び薄型化に対して高抵抗層を有する液晶レンズの優位性を確認した。
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