1.液晶レンズがフォーカシング素子としての光学結像システムを構築した。 ハイビジョンカメラモジュール(1280x1024)と組み合わせ、低電圧駆動液晶レンズをフォーカシング素子として電気的にフォーカシングできる光学システムを構築した。鮮明な画像を得ることが出来た。 2.液晶レンズの収差特性、液晶レンズを用いた結像システムの解像力及びMTFの評価方法を確立した。 干渉計を用いて液晶レンズ収差等の特性の測定方法を改善し、より精密な評価を行った。一定な焦点可変範囲内には液晶レンズの諸収差が許容範囲になっていることを確認した。また、iso12233テストチャートの画像分析により、液晶レンズを用いた結像システムの解像力及びMTFを測定することが出来て、液晶レンズを使用しても結像システムの光学品質が維持てきることが分かった。 3.液晶レンズ駆動電圧について最適の駆動振幅及び周波数を定める方法を確立した。 複数な振幅及び周波数での収差データから得た周波数-光学パワーの関係を分析することによって、焦点可変範囲が広くて、収差が小さい駆動振幅及び周波数を定める方法を確立した。 4.ブラックマスク付き液晶レンズを作製した。 ブラックマスクがある液晶レンズを作製した。ガラスレンズ系に液晶レンズを組み合わせる精度の向上、及びレンズ周辺の光漏れの減少に役に立つことを確認した。 5.入射角度により液晶レンズを用いた結像システムの特性の変化について考査した。 液晶レンズを用いた結像システムが結んだ画像のコントラスを分析して、水平凡そ50度範囲内に入射角度の増加による画質の大幅に劣化することがないことを確認した。
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