研究課題
基盤研究(C)
パラメトリックX線(Parametric X-ray Radiation : PXR)は1/γ(γ:ローレンツ因子)の角度発散を有することがその特徴の1つであり、このため日本大学電子線利用研究施設におけるPXRビームラインではX線取り出し窓位置で約Φ100 mmの大面積ビームが得られる。特に広い照射面積を必要とする医療分野等への応用に適切であると考え、大面積を利用したラウエ配置での回折強調法(DEI : Diffraction Enhanced Imaging)光学系を作製した。通常のブラッグ配置DEI光学系ではアナライザ結晶へのX線の入射角に依存して視野幅が制限されるがラウエ配置にすることによって結晶幅をそのまま視野幅とすることができた。また、アナライザ結晶の歪の影響など、技術的問題を解決して画質を向上させるとともにPXRの特徴である角度発散やエネルギー分散の影響を検討した。これらの結果から実用化のためには加速器の性能向上などが必要であるもののコンパクトで高性能なイメージング手法として本研究の方法が有効であることが分かった。
すべて 2012 2011 2010 2009 その他
すべて 雑誌論文 (9件) (うち査読あり 9件) 学会発表 (21件) 図書 (1件) 備考 (1件)
X-ray Spectrom
Il Nuovo Cimento C
巻: Vol.34, No.4 ページ: 253-259
Journal of Hard Tissue Biology
巻: Vol.20, No.1 ページ: 31-36
巻: Vol.20, No.1 ページ: 7-10
生体医工学
巻: Vol.48、No.6 ページ: 565-570
Nihon University, Int J Oral-Med Sci
巻: Vol.9, No.2 ページ: 122-136
巻: Vol.19, No.2 ページ: 131-136
AIP Conference Proceedings
巻: Vol.1221 ページ: 119-123
X線分析の進歩
巻: Vol.40 ページ: 269-278
http://www.lebra.nihon-u.ac.jp/index.html