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2010 年度 実績報告書

次世代航空機用セラミック軸受球のインパクト強度信頼性評価技術の確立

研究課題

研究課題/領域番号 21560096
研究機関愛媛大学

研究代表者

高橋 学  愛媛大学, 理工学研究科, 准教授 (20274334)

キーワード破壊 / 衝撃 / 接触 / セラミック / リングクラック
研究概要

落錘型衝撃試験装置における斜め接触において,接触角度とリングクラック発生荷重の関係は接触角度の増加に伴い静的試験および衝撃試験共にリングクラック発生荷重を減少させる傾向を示した.これは球-平板の試験結果と同様の結果を示した.また,接触角度の増加に伴うリングクラック発生荷重の減少率は静的試験および衝撃試験共にほとんど変化はなかった.
振り子式衝撃試験のリングクラック径は接触角度の増加と共に緩やかであるが減少した.また,振り子式衝撃試験におけるリングクラック径は落錘型衝撃試験の結果に従っていることがわかった.よって,試験方法が異なっても,リングクラック発生機構は変化しないと推察される.すなわち、ある接触円に達した時にヘルツの応力が発生する.このときに発生するヘルツの応力は球径および接触角度が同条件であれば試験方法によらず等しくなり,リングクラック破壊はき裂依存型破壊であるため破壊靱性値を超えた時に破壊が起こると考えられる.よって,衝撃接触条件による差が,振り子式衝撃試験におけるリングクラック発生荷重が落錘型衝撃試験に比べて低い値を示した原因のひとつであると考えられる.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考] 振り子式衝撃試験装置の開発とその妥当性(JST科研費基盤研究(c)H21-23)

    • URL

      http://www.me.ehime-u.ac.jp/labo/kikaisei/kiki/res_index.htm

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公開日: 2012-07-19  

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