研究課題
基盤研究(C)
RTM法により高品質な繊維強化プラスチック (FRP) を短い成形サイクルで得る手法の確立を目的とし,超音波を用いたスマート化について検討した。樹脂流動については,金型の外側表面に貼り付ける圧電フィルムを加工し,較正区間と測定区間を設けることにより樹脂流動先端位置のリアルタイムモニタリングが可能であることが明らかになった.樹脂の硬化度については,電磁超音波センサ,圧電フィルムを用いて評価可能であり,特に圧電フィルムは樹脂中の縦波音速変化を検出していることを確認した.