研究課題
基盤研究(C)
変態塑性特性、具体的には変態塑性係数の同定には、煩雑な労力を要する実験に頼らざるを得ない現状から、本研究では、解析的、数値的にこれを決定することを目的とした。すなわち、母相と新相が平行に結合された2本棒モデルを用いて解析を行ったが、これによると両相の熱膨張率の違いから、変態過程では母相には引張、新相には圧縮応力が生じる。これに降伏応力以下であっても小さな外部負荷がかかると、母相では容易に降伏点に達し、塑性変形が生じることになる。ここで重要なのは、両相における温度依存の力学的、熱物性的特性であって、これが変態の進行によって変化する様子を把握しておく必要がある。このようにして生じる塑性変形を負荷応力で除したものが変態塑性係数であるから、この値は容易に決定できる。同定した結果は実験結果と良い相関をもつことがわかった。またこの結果を用いて、変態・熱・力学シミュレーションを行ったところ、応力、組織分布は妥当な結果となった。
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