研究課題
基盤研究(C)
転がり軸受においては、寿命計算や負荷容量を検討するために基本動定格荷重や基本静定格荷重が規定されている。機械に要求される信頼性を向上させるためには、大きな荷重に対する考慮は必要不可欠である。一方、軸受に対して荷重が小さすぎても回転不安定等の問題を起こすことが知られている。しかし、小さな荷重に関しては、明確な規定はなく、経験や実績に基づく値が参考として示されているに過ぎない。そこで本研究では、小径玉軸受を対象として転動体公転滑りの観察し、転動体公転滑りが上昇しない荷重を必要最小荷重と定義して、実験的な検討を行った。その結果、基本動定格荷重の0.65%以上の等価荷重が負荷された場合には、転動体公転滑りは上昇しないことを明らかにした。この値は適正予圧として推奨されている値に近く、推奨予圧の妥当性も実験的に明らかにした。
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日本機械学会関東支部第18期総会講演会講演論文集
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