研究課題
基盤研究(C)
歯車や転がり軸受の転がり接触面の耐久性向上のために、特に端部接触と微小曲率半径接触部に塑性変形が生じる場合の転動疲労現象を明らかにした。(1)塑性変形を伴う線接触片当り端部の転動疲労寿命は、接触領域全面をローラ幅とした接触応力の大きさで決まる。(2)転動疲労ピットの起点になる初期のマイクロピットは、接触領域内の最小油膜厚さ位置に生じる。(3)転動体サイズの影響は、接触面が油膜で分離されない場合は認められないが、油膜分離される場合は影響がある。すなわち、応力体積の影響は油膜非分離のときのみ考慮すれば良い。以上の結果より、塑性変形を伴う条件下で歯車や転がり軸受を使用できる場合があることを明らかにした。
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