研究概要 |
液晶を用いた発電システムの開発を目的として, 2重円筒間液晶せん断流れにおける液晶分子の配向挙動を数値シミュレーションおよび実験の両面から調べた.数値シミュレーションにはLeslie-Ericksen連続体理論を用い, 2重円筒間せん断流れ中で液晶分子が4種類の異なる配向挙動を示すことを明らかにした.また, 4種類の配向挙動の内,配向周期挙動が発電システムに適していることを見出した.実験では, 2重円筒間せん断流れ中で液晶分子がせん断面から逃れる挙動を示し,シミュレーション結果と定性的に一致することを明らかにした.
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