研究概要 |
平成21年度の成果は以下の通りである. (1)Elsevier SCOPUSなど最新の文献データベースを活用し,CO2系混合冷媒の実測値や純成分の状態式および相関式を調査・収集した (2)2009年6月に米国・ボルダーで開催された3rd IIR Conference on Thermophysical Properties and Transfer Processes of Refrigerantsに参加し,米国NISTのEric Lemmon博士らと情報交換を行った. (3)収集した情報の評価を行った.実測値については分布図を作成し,既存状態式および相関式については,計算プログラムを作成し,実測値との比較により精度を検証した. (4)CO2混合冷媒のモデル化に適した混合モデルを開発し,日本熱物性シンポジウム(10月,米沢)およびAIChE Annual Meeting(11月,ナッシュビル)で発表した. (5)最近注目を集めている低GWPのフロン冷媒について情報を収集し,簡易状態方程式を発表した. (5)一連の成果をInternational Journal of RefrigerationおよびJournal of Thermal Science and Technologyに投稿した.
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