研究課題
基盤研究(C)
摩擦面を有する一自由度系においては,すべり速度が速くなるほど発生する振動の平均振幅は大きくなるとともに,比摩耗量は減少する.またすべり速度と押付力を一定にして長時間摩擦させると,平均的な摩擦係数は徐々に小さくなるとともに比摩耗量も減少し,これに対応して振動の平均振幅が大きくなる.これは,すべり速度が変動するときの摩擦振動の平均的な摩擦係数,比摩耗量,振動の平均振幅の増減関係と同様である.