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2010 年度 実績報告書

人工心臓用血液ポンプのための1軸制御浮上型モータの試作

研究課題

研究課題/領域番号 21560264
研究機関九州工業大学

研究代表者

小森 望充  九州工業大学, 大学院・工学研究院, 教授 (30195870)

キーワードバイオメカニクス / 磁気浮上軸受 / 磁気軸受
研究概要

22年度以降では,人工心臓用1軸制御浮上型モータを想定した1軸制御浮上型磁気軸受を設計し,実際に試作を行なった。1軸制御浮上型磁気軸受は,電磁石,ロータ,位置センサなどから構成される。ここでは浮上体に代わってロータを用いる。ロータは円柱形状である。電磁石も円柱状であるため,電磁石からの磁束はロータ内部で同心円状に分布する。そのため,ロータは浮上した状態で容易に回転することができる。
設計では,永久磁石は電磁石に組み込んだ。これに関しては磁場解析ソフトにより磁場解析を行い,位置センサに影響の無い構造を検討した。更に,1軸制御浮上型磁気軸受の場合,ラジアル方向には基本的には不安例であるので,受動的な安定性を考慮した。これらを考慮してロータ内部に同心円状(リング状)の空洞を設けた。これによって,ラジアル方向の剛性を受動的に得ることができた。試作・評価では,前述の設計に基づいて1軸制御浮上型磁気軸受を試作した。電磁石の直径は40mm程度,長さ60mm程度とした。制御に必要な各種パラメータは実測によって求めた。電磁石とロータとのギャップは1mmとした。また,評価として軸方向の剛性評価のみならず,軸方向の剛性評価を行なった。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Study on Generating Motor and Characteristics of Energy Storage Flywheel System Using Superconducting Magnetic Bearing2010

    • 著者名/発表者名
      M.Subkhan, M.Komori
    • 雑誌名

      Proc.of The Asia-Pacific Symposium on Applied Electromagnetics and Mechanic

      巻: 3巻 ページ: 195-200

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Basic Study on Superconducting Magnetic Bearing Using Superconducting Bulk and Coil2010

    • 著者名/発表者名
      E.Maruo, M.Komori
    • 雑誌名

      Proc.of The 12th International Symposium on Magnetic Bearings

      巻: 12巻 ページ: 418-423

    • 査読あり
  • [学会発表] 一軸浮上制御磁気軸受の構造に関する検討2011

    • 著者名/発表者名
      廣瀬健太郎, 小森望充, 浅海賢一
    • 学会等名
      日本機械学会九州支部講演会
    • 発表場所
      九州大学
    • 年月日
      2011-03-17

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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