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2010 年度 実績報告書

次世代デバイスを用いるインバータのノイズ・ひずみ低減技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21560284
研究機関北海道大学

研究代表者

小笠原 悟司  北海道大学, 大学院・情報科学研究科, 教授 (40160733)

研究分担者 竹本 真紹  北海道大学, 大学院・情報科学研究科, 准教授 (80313336)
キーワード次世代デバイス / インバータ / ノイズ / ひずみ / EHI/EMC
研究概要

平成22年度においては,以下のように検討した。
平成21年度に開発したゲート信号生成回路を実験用インバータに実装して,その評価を行ない,従来の回路との比較実験を行った。その結果,出力可能なパルス幅の制限が従来の半分以下にできるだけでなく,それ以下のパルス幅が入力されてパルスが欠損してしまうような状況でも数パルス間の平均として出力電圧を制御可能なことを実験により確認した。このような機能を持ったデッドタイム補償法は筆者らの知る限りなく,インバータの出力可能な電圧範囲を拡大することに貢献する。また,開発したデッドタイム補償法は従来の方法と比較して,入力信号に対するインバータ出力電圧の位相遅れが小さいことも,大きな特長である。このことは,インバータにおける無駄時間が減収することを意味し,システムの制御性向上に寄与するものと考える。
もう一つの研究目標である次世代デバイスを用いた場合のノイズ低減を実現するために,研究代表者が先に提案しているアクティブコモンノイズキャンセラ(ACC)を実験用インバータの仕様に合わせて設計した。この際スイッチング周波数を従来のIGBTインバータの10倍程度高い100kHzにしているため,使用するコモンモードトランスは1/10程度に小型化できる。平成22年度中に基本設計を終了し,平成23年度にはACCの製作ならびに,試作インバータに製作したACCを組み合わせた場合ノイズ評価を行い,その有用性を検討する予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 高周波PWMインバータにおけるフィードバック型デッドタイム補償法とその特性2010

    • 著者名/発表者名
      小川将司, 小笠原悟司, 竹本真紹
    • 学会等名
      電気学会電子デバイス半導体電力変換 合同研究会
    • 発表場所
      北海道立道民活動センター
    • 年月日
      2010-11-29
  • [学会発表] 高周波PWMインバータのフィードバック型デッドタイム補償法2010

    • 著者名/発表者名
      小川将司, 小笠原悟司, 竹本真紹
    • 学会等名
      平成22年電気学会産業応用部門大会
    • 発表場所
      芝浦工業大学
    • 年月日
      2010-08-26

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公開日: 2012-07-19   更新日: 2014-08-26  

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