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2011 年度 実績報告書

ハイブリッドカー用インバータ駆動モータの耐サージ絶縁診断技術開発と実用化

研究課題

研究課題/領域番号 21560301
研究機関愛媛大学

研究代表者

門脇 一則  愛媛大学, 理工学研究科, 教授 (60291506)

キーワード電気絶縁材料 / インバータサージ / 劣化診断 / 自動測定 / ハイブリッドカー / 部分放電開始電圧
研究概要

本研究の目的は,耐インバータサージ性能の評価技術を確立し,その有効性を明らかにすることと,この手法を用いてインバータ回路用絶縁材料の評価手法の標準化を進めることである。最終年度のH23年度の最大の課題は,昨年度までに開発が完了した部分放電開始電圧自動計測システムを実用化することである。H21,H22年度において技術的構築は順調に完了したので,学会での発表や,電気学会調査専門委員会での活動を通して企業へのPRを推進した。その結果もあって,国内の絶縁材料メーカーが,本装置をエナメル線の耐インバータサージ性能評価装置として導入することを決めた。製作および技術指導を愛媛大学が担当し,H23年度の半ばから製作を開始し,10月の時点で無事に納入することができた。本装置の特徴やこれを用いた評価結果例を学術誌に論文として投稿した。
H23年度はこの装置を用いて,部分放電現象に対して,電源側の諸特性が及ぼす影響について詳細に検討した。既に市販されている電源と比較しながら,サージの立ち上がり,立ち下がり時間や,出力インピーダンスと,部分放電開始電圧との関係を詳細に調べた結果,部分放電開始電圧はパルスの立ち下がり時間に大きく依存することを実験的に証明した。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2012 2011 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (3件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] ナノ秒極性反転パルス電源の開発とその適用例2012

    • 著者名/発表者名
      門脇一則
    • 雑誌名

      月刊愛媛ジャーナル

      巻: Vol.25, No.8 ページ: 80-83

  • [学会発表] 模擬インバータサージ電源の回路条件がツイストペア試料の部分放電特性に及ぼす影響2011

    • 著者名/発表者名
      竹村裕次郎, 門脇一則
    • 学会等名
      電気関係学会四国支部連合大会
    • 発表場所
      阿南高専
    • 年月日
      2011-09-23
  • [学会発表] 極性反転パルス電圧による塩化ビニルシートのインパルス疲労2011

    • 著者名/発表者名
      悦田隼, 門脇一則
    • 学会等名
      電気関係学会四国支部連合大会
    • 発表場所
      阿南高専
    • 年月日
      2011-09-23
  • [学会発表] 繰り返しパルス電源の出力インピーダンスがツイストペア試料の部分放電開始電圧に及ぼす影響2011

    • 著者名/発表者名
      竹村裕次郎, 門脇一則
    • 学会等名
      電気学会研究会
    • 発表場所
      愛媛大学
    • 年月日
      2011-08-04
  • [備考]

    • URL

      http://hv.ee.ehime-u.ac.jp/

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公開日: 2013-06-26  

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