研究概要 |
静電気放電現象の一つである,帯電体と接地体が接近する際に生じる火花放電現象を解明するために,固定された帯電金属球電極に向かって接地金属球電極が等速度で移動する時の火花長,火花電流および電磁パルス測定プローブへの誘導電圧を測定した。その結果,電極移動速度が速くなるとともに火花長の平均値は短くなった。また,電極移動速度が速くなるとともに,火花電流および誘導電圧のピーク値の平均値は大きくなる傾向となった。さらに,電極移動速度が速くなるとともに,火花電流および誘導電圧の立ち上がり時間を平均した値は短くなる傾向となった。
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