II-VI族で広いバンド幅を持つ磁性半導体は、緑色また青色半導体レーザへ光素子としての応用可能性を持つ。研究の主な対象とするZnMnTeとZnMnSeは、光吸収端がそれぞれ428-544nm、428-458nmである。結晶性では、ZnMnTeとZnMnSeにおいて、CdMnTeで最も優勢に観測される<111>成長が同様に観測された。本研究では、主に石英ガラス上に2.mの厚さに堆積させたそれらの膜のファラデー回転(光磁気特性)を研究し、532nmの緑色半導体レーザにその特性が適合することを明らかにした。また交流磁界下のファラデー回転を観測し、光磁気センサ応用の可能性を示した。
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