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2009 年度 実績報告書

どこでも簡単健康診断管理システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 21560435
研究機関室蘭工業大学

研究代表者

湯浅 友典  室蘭工業大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (60241410)

キーワード経皮モニタリング / 携帯電話内蔵カメラ / ユビキタス / RGB画像 / 生体情報推定 / 健康診断
研究概要

1.シミュレーションによる最適波長選定:酸化・還元血液の光吸収が等しくなる等吸収点は可視領域に7ヶ所ある.全ての2波長の組合せにて,吸光度比と腫瘍部深さの数値評価を行い,精度と感度から最適2波長の選定を行った.シミュレーションにはこの分野で信頼の高い皮膚組織層状モデルのモンテカルロプログラムを用いた.
2.シミュレーションによる厚み計測法の開発:近赤外光は可視光より生体透過性がよいため,腫瘍の底部すなわち厚みの情報をもたらすことが予想される.そこで[1]で深さを特定する一方,近赤外光等吸収点の吸光度データを加えて,厚みを推定する手法を新たに開発した.
3.正常部生理データの参照データベース構築:[1]の吸光度比から深さを算出する特性において個人差・部位別差異を補正するため,現在開発中のソフトウエアを用いて画像データの腫瘍周囲正常部から求まるメラニン・血液濃度測定値を使って公正を行っている.また,種々のメラニン,血液濃度に対する「吸光度比-深さ特性」データをモンテカルロシミュレーションで取得し,サーバ上に参照データベースとして構築中である,メラニン濃度は日本人を含む黄色人種の代表的範囲を対象とする.
4.ヘルスモニタリングシステムの構築:[1]~[3]で開発した技術を用いてシステムを構築中である.

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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