研究課題
基盤研究(C)
DEF(Delayed Ettringite Formation :エトリンガイトの遅延生成)について、そのメカニズム、評価方法、抑制方法の把握を目的に研究を行った。DEFの生起条件については、70℃以上の高い温度での蒸気養生、十分な内部硫酸塩の量、供用時十分な水分供給の三条件が重なった場合に生起すること、蒸気養生前にエトリンガイトの生成が多い配合や前養生の場合に、DEFが生起しやすいこと、硫酸塩の種類としては、硫酸アルカリでは起こりやすく、石こう(二水・半水・無水)では、加熱速度が急激でなければ、DEFは緩和できること、膨張挙動が応力解析より評価できること、ASRとDEFは同時に生起しないことを見出した。
すべて 2012 2011 2010
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件)
コンクリート工学年次論文集
巻: Vol.32, No.1 ページ: 887-892