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2009 年度 実績報告書

都市河川を対象とした参加型アセットマネジメント戦略に関する方法論の構築

研究課題

研究課題/領域番号 21560555
研究機関名古屋工業大学

研究代表者

秀島 栄三  名古屋工業大学, 工学研究科, 准教授 (50243069)

キーワード都市河川 / アセットマネジメント / 可視化 / 参加型計画論
研究概要

土木施設管理の効率化およびアカウンタビリティ向上にむけてアセットマネジメントの考え方が導入されようとしている.都市河川においては市民による環境観測などが継続的に行われ,これと管理者による維持管理を整合的に実施することで行政コストを縮減できる可能性がある.同時に利用者および納税者としての市民の流域への意識を高めることもできる.しかしながら市民は管理責任を持たないことから業務として委ねられず,河川管理業務として効率的になるとは限らない.そこで本研究ではa)市民関与を考慮した河川管理業務のあるべき方法を検討し,b)河川管理者内外のコミュニケーション・意思決定における手順的変化を明らかにし,c)市民関与の枠組みを追加することで生じるコストについて考察を加え,都市河川の参加型アセットマネジメントと呼ぶべき方法論の構築を目的とする.
この目的のために3年間の研究期間内で以下の3テーマの研究を並行的に進めることとしていた.
研究1.総合的河川管理指標を用いた参加型アセットマネジメント
研究2.3次元コンピュータグラフィックス・地理情報システムを用いたマネジメントシステムの開発
研究3.取引コストや情報伝達コストを考慮に入れたマネジメントコストの推定
平成21年度は以下の調査・研究を実施した.
・愛知県,各地の河川管理指標についてヒアリングを中心とした調査を行った.これをもとに「総合的河川管理指標」のあり方を次年度にまとめる.
・コンピュータグラフィックス・地理情報システムを用い,都市河川流域の雨水浸透メカニズムを把握・管理するシステムを制作し,住民利用の利便性(ユーザビリティ)について考察した.なお申請書では3次元コンピュータグラフィックスの使用を計画していたが適切な製品が絶版となり断念した.

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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