研究概要 |
最終処分場から発生する硫化水素は廃石膏ボード由来が主であり、硫化水素の発生要因や抑制手法を,埋立廃棄物の組合せや埋立構造等の観点から検討した。埋立処分された石膏ボードは,嫌気性雰囲気の中で, pHが中性領域,温度が15℃以上及び有機物が存在する環境では硫化水素が発生し気相へ流出したが、好気性雰囲気では発生しなかった。また、アルカリ性廃棄物と混合埋立すると硫化水素の発生を抑制でき、更に、覆土材による硫化水素の固定化法として、真砂土よりも鉄系廃棄物(鋳物砂等)が、硫化水素の大気拡散を制御することが可能であった。
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