研究概要 |
海水淡水化排水・下水処理水の混合槽において高酸素化実験を行った結果、平均DOを9mg/L程度まで上昇させ,酸素過飽和の状態で放流口より放水を行えるシステムを構築した。仮設施設にて2日間の運転を行ったところ,高酸素化により放流口周辺でDOが上昇し、塩分観測の結果,放流水が沿岸と平行に1000m,狭窄部と垂直に300m,厚さ1m程度の範囲で拡がっていることが明らかとなった。また、観測結果を基に,貧酸素発生時のDOの3次元的広がり算出した。また、本実験による混合放流水の高酸素化による生物への明らかな影響は見られなかった。
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