研究課題
基盤研究(C)
近年、超高層建物に鉄筋コンクリート(RC)構造が採用され、高軸力を受ける低層階には、100N/mm2を超える高繊維補強・超高強度コンクリートが使用されている。本研究では、多方向入力時の鋼繊維補強・超高強度RC部材を対象として、3次元FEM解析を実施した。本解析では、鋼繊維補強コンクリートの引張応力-ひずみ関係のモデルを開発し、鋼繊維補強RC部材の変形能力の改善やひび割れ分散の効果を精度よく検証できた。さらに、応力コンターやひずみコンター、累積消費ひずみエネルギーの考察から、鋼繊維補強・超高強度RC部材の損傷度を評価した。
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