1)国内の市街地再開発事業等都市再開発における地域アイデンティティの継承と形成および持続可能性との関連、制度について自治体担当部署への配票調査 市街地再開発事業や再開発地区計画等の再開発担当部署へ、過去および現在進行中の再開発関連事業における地域アイデンティティへの配慮、位置づけ、表出されている具体的項目(アイテム)に関して配票調査を実施した。(類型化指標:環境要素:建物、オープンスペース、歴史、インフラストラクチャー等、マネジメントプロセス:マネジメント組織、マネージャー、対話プロセス、時間的ファクター、評価プロセス等) 2)都市再開発における地域アイデンティティと持続可能性との関連 (1)スイス及びEUの先進事例からの検討 都市再開発における地域アイデンティティとの関連、位置づけについてスイスの事例(SulzerAreal地区やZurichiWest地区等)の整理と具体的事象は在スイスの研究協力者Hans Binder(スイス ベルン応用科学大学教授)と現地でヒアリングや研究討議を開催し、アイデンティティと持続可能性の表出例や課題からチェック項目を抽出した。 (2)環境問題からの持続可能性とアイデンティティとの関連 緑地や地形(ランドスケープ)との関連から持続可能性とアイデンティティの関連を国内事例からGIS解析を行った。 3)制度面の課題 (1)文献調査 持続可能性と地域アイデンティティの関連に関する我が国の都市再開発の法制度面での記載および、運用のマニュアル等での実態(限界があるとしたらどの点か)を把握した。 (2)ヒアリング調査 対象専門家:国土交通省の担当部署、再開発のコンサルタント、デベロッパー等へ都市再開発における持続可能性と地域アイデンティティの関運への認識や課題についてヒアリングを実施した。
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