研究成果の概要(和文):本研究では、都市・建築空間において、障害付きの条件で、ρ個の施設を最適に配置する問題を、近似的に解く方法を提案している。多数のランダムな点によるドローネ網上の最短経路距離を計量することにより、一般的な障害付きマルチ・ウェーバー問題をグラフ・ネットワーク上のρ-センター/メディアン問題に変換する方法をである。いくつかの基本的なモデルの問題において、厳密解との比較によって、この方法が有効であることを明らかにしたうえで、東京大学駒場IIキャンパスにおけるAEDの配置問題を事例として、ケーススタディを行っている。
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