研究課題/領域番号 |
21560641
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
三島 伸雄 佐賀大学, 理工学部, 准教授 (60281200)
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研究分担者 |
北川 慶子 佐賀大学, 文化教育学部, 教授 (00128977)
甲斐 今日子 佐賀大学, 文化教育学部, 教授 (10194656)
渡辺 訓甫 佐賀大学, 理工学部, 教授 (10037955)
田口 陽子 佐賀大学, 理工学部, 助教 (10435448)
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キーワード | 歴史的町並み / 延燒危険度 / 避難危険度 / 水害避難経路 / 災害弱者 |
研究概要 |
本研究は、災害弱者の自助・共助による減災対策の確立に向けて、歴史的町並みにおける減災支援システムのあり方とその適用の可能性を明らかにすることを目的としている。 本年度は、大きく以下の3つのことを行った。これらは、目的とする減災支援システムを構築する上での基礎的データとなるものである。(1)歴史的町並み災害危険度評価手法の基礎的考え方の構築:外壁・屋根や狭隘な道路などの歴史的町並みの特質を考慮し、災害危険度評価手法の基本的考え方を構築した上で、鹿島市肥前浜宿を対象としてデータを収集し、その適用可能性について検証を試みた。良好な結果を得ることができ、手法としての可能性および課題を明らかにすることができた。(2)水害避難経路分析:水路と道路を流路とした数値解析により、浜町における洪水氾濫水の挙動を調べ、氾濫時における避難上の安全性の基礎的知見を得るとともに排水上の課題を明らかにした。(3)災害弱者の実態調査の実施:対象地である鹿島市肥前浜宿において、どのような災害弱者が分布しているのか、その実態を明らかにすることができた。
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