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2010 年度 実績報告書

アクセシビリティの異なる利用者・施設を考慮した施設の最適配置に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 21560645
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

岸本 達也  慶應義塾大学, 理工学部, 准教授 (30302532)

キーワード施設配置 / 最適配置 / アクセシビリティ / 施設配置計画 / 集客施設
研究概要

本研究は、空間的相互作用モデルを用いた施設の最適配置モデルの枠組みにおいて、アクセシビリティの異なる施設の配置モデルを提案し、その最適化法を提案し、さらに最適配置の解析を行うことによりことである。2010年度の研究成果は、重力モデルおよびハフモデルを統合した新たな空間相互作用モデルに基づく施設利用モデル(統合モデル)を提案し、さらに、統合モデルを用いた最適配置モデルの提案をし、さらに、それを応用して競合するフランチャイズ店舗および独立店舗の最適配置および均衡配置などの立地分析を行った。これにより、施設数が少ない場合には独立店舗の方が有利であり、アクセシビリティの高い都心部に有利に立地できる傾向があるが、施設数が十分に多く、高い競合が生じる場合には、チェーン店舗の方が有利になり、その立地の自由度も高くなることが明らかになっている。さらに、駅などの交通結節点との位置関係によって生じる立ち寄り利用を考慮した利用行動モデルの提案を行っている。同じく空間相互作用モデルにもとづく立ち寄り利用をモデル化し、従来より言われてきた卵型の圏域が数理的にモデル化できることを示した。さらに、施設利用データに基づくモデル分析を行い、立ち寄り利用を考慮することにより従来モデルよりも高い的中率で記述することができることを示した。また、最適配置分析を行うことにより、駅などの交通結節点へのアクセシビリティを考慮すると、最適配置は、従来モデルとは異なる結果となることを示した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 競合環境におけるチェーン店と独立店の配置に関する研究2011

    • 著者名/発表者名
      岸本達也, 鈴木亜衣
    • 雑誌名

      日本建築学会計画系論文集

      巻: 76(663) ページ: 903-909

  • [雑誌論文] ライリー・ハフ統合モデルを用いた競合施設配置モデルに関する2010

    • 著者名/発表者名
      鈴木亜衣, 岸本達也
    • 雑誌名

      日本建築学会計画系論文集

      巻: 655 ページ: 2125-2131

    • 査読あり

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公開日: 2012-07-19  

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