1.横須賀市の生活圏データ分析平成20年度に横須賀市の2地区を対象に「郊外住宅地における生活支援施設と住民意識に関するアンケート調査」を実施し、平成21年度に住民意識に関する分析(クロス相関等)と、生活行動及び生活圏に関する分析の位置情報データ整備を行った。平成22年度は生活行動及び生活圏データをもとに自己組織化マップにより分析を行った。各地区の生活域の特性、生活支援施設タイプと移動手段の関連、異なる施設タイプにみられる生活域パタンの類似性などが知見として得られた。 2.鎌倉市及び秦野市を対象としたアンケート調査鎌倉市の既成市街地に位置する戸建て住宅地1地区、及び神奈川県央西部秦野市の郊外住宅地2地区を対象に横須賀市2地区同様「生活支援施設と住民意識に関するアンケート調査」を実施し、住民意識に関する分析(クロス相関等)と、生活行動及び生活圏に関する分析の位置情報データ整備を行った。鎌倉市の1地区は既成市街地であり、郊外住宅地とは、転入時期及び世帯構成に偏りがみられる点で異なるが、高齢化及びアクセスに問題がある点で共通しており、住民意識及び生活行動においても相違点がみられた。秦野市ではコミュニティタクシーの参入が進められており、そのバスルートと住民評価及び利用施設との整合性の検証を行った。
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