研究課題
基盤研究(C)
本研究は、関東に展開する彫刻屋台の建築技術の特質を明らかにすることを目的とする.結果、利根川中流域に点在する屋台は組立解体式の飾り屋台と芸屋台である.現存最古の文政4年の飾り屋台では通し柱で軸部を組む架構を採用したが、安政5年には管柱で軸部を組む架構が登場する.明治期に入ると大型の芸屋台が出現し、回転装置が導入される.こうした彫刻屋台の変遷は、舞台装置の常設化、舞台の拡張、組立や保管方法の簡素化などの要求によってもたらされた。
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日本建築学会大会北陸支部研究報告集
ページ: 661-664
日本建築学会大会関東支部研究報告集