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2011 年度 研究成果報告書

中世後期における上層民家史の研究

研究課題

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研究課題/領域番号 21560678
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 建築史・意匠
研究機関広島国際大学

研究代表者

藤田 盟児  広島国際大学, 工学部, 教授 (20249973)

研究期間 (年度) 2009 – 2011
キーワード中世住宅 / 中世都市 / 民家 / 測地尺 / デイ / 放射性炭素分析 / 14C / 間 / 座敷
研究概要

わが国の住宅建築のうち、中世における上層民家を研究し、それが発達した場所である中世都市の発達過程を分析する方法を発見した。上層民家に住む地頭や富裕な商工業者は、経営のための接客を行うデイと呼ばれる部屋を必要としたが、それが座敷(和室)に進化したのとは別に、板敷の出居を中心的な部屋とする住宅形式が上層民家の特徴であることが判明した。また、中世都市において町家が発達したが、両者はともに「間」と呼ばれる測定寸法を使用し、「間」は7尺から6尺へ短くなった。このことから、中世に形成された都市街区は、測地尺を分析することで造成時期を推定することが可能であることが判明した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2012 2011 2009

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 厳島の町家建築の年代測定結果2011

    • 著者名/発表者名
      藤田盟児
    • 雑誌名

      広島県文化財ニュース

      ページ: 6-13

  • [雑誌論文] 鎌倉前半期における上層武家住宅の実態と変遷過程2009

    • 著者名/発表者名
      藤田盟児
    • 雑誌名

      建築史学

      巻: 9 ページ: 2-40

    • 査読あり
  • [図書] 福山市鞆町伝統的建造物群保存対策調査2012

    • 著者名/発表者名
      藤田盟児, 他
    • 総ページ数
      450
    • 出版者
      福山市教育委員会

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公開日: 2013-07-31  

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