界面活性剤の自己組織化を用いた機能性複合ゲルの創製

2011 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 21560713
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 複合材料・物性
• 研究機関: 九州大学
• 研究代表者: 鴇田 昌之 九州大学, 大学院・理学研究院, 教授 (80163963)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2011
• キーワード: ゲル / 界面活性剤 / ミセル / ベシクル

研究概要

界面活性剤の自己組織化された構造体を内包する機能性ゲルを創成する目的で,ゲル成分ならびに界面活性剤成分の相挙動を解明した.こののち,界面活性剤を含有するゲルを形成したところ,界面活性剤の相境界が低温領域に大きくシフトするという現象を見いだした,この現象を有効に利用することによって機能性を有する創薬ゲルを開発する方向性が明らかになった.

研究成果

• [雑誌論文] Viscoelastic Properties and Microstructures on 11S Globulin and Soybean Protein Isolate Gels : Magnesium ChlorideInduced Gels (2011)
  • 著者名/発表者名: T. Nagano and M. Tokita
  • 雑誌名: Hood Hvdrocolloids 巻: 25 ページ: 1647-1654
  • 査読あり
• [雑誌論文] Control of Polymer Gel Surface rarrern Formation and Its Three Dimensional MeasurementMethod (2010)
  • 著者名/発表者名: T. Mizoue, Y. Aoki, M. Toki, H. Honjo, H. J. Barraza, andH. Katsuragi
  • 雑誌名: J. Polymer Eng 巻: 30 ページ: 523-534
  • 査読あり
• [雑誌論文] Swelling Equilibrium of a Gel in Binary Mixed Solvents (2009)
  • 著者名/発表者名: H. Miki, S. Yagihara, S. Mukai, and M. Tokita
  • 雑誌名: Colloid Polym. Sci 巻: 136 ページ: 101-106
  • 査読あり
• [雑誌論文] The Effective Surface Roughness Scaling of The Gelation Surface Pattern Formation. Progre (2009)
  • 著者名/発表者名: T. Mizoue, M. Tokita, H. Honjo, H. J. Barraza, and Ti Katsuragi
  • 雑誌名: Colloid Polym. Sci 巻: 136 ページ: 63-67
  • 査読あり
• [雑誌論文] Poly(acxylamide) Gel (2009)
  • 著者名/発表者名: S. Mukai, H. Miki, V. Garamus, R. Willmeit, and M. Tokita
  • 雑誌名: Colloid Polym. Sci 巻: 136 ページ: 95-100
  • 査読あり
• [雑誌論文] Kinetics of Water Flow Through a Polymer Gel (2009)
  • 著者名/発表者名: Y. Y. Suzuki, M. Tokita, and S. Mukai
  • 雑誌名: Eur. Phys. J. E 巻: 29 ページ: 415-422
  • 査読あり
• [学会発表] ゼラチン・ポリエチレングリコール・水系の相挙動 (2012)
  • 著者名/発表者名: 山下祐太朗、柳澤実穂、向井貞篤、安中雅彦、豊田且之
  • 学会等名: 日本物理学会第67回年次大会
  • 発表場所: 関西学院大学
  • 年月日: 2012-03-27
• [学会発表] 多糖類水溶液のリーゼガング現象 (2012)
  • 著者名/発表者名: 岡村香奈,柳澤実穂、成田貴行、大西勇、鴇田昌之
  • 学会等名: 日本物理学会第67回年次大会
  • 発表場所: 関西学院大学
  • 年月日: 2012-03-27
• [学会発表] ゼラチンゲルの相挙動 (2011)
  • 著者名/発表者名: 山下祐太朗、柳澤実穂、向井貞篤、安中雅彦、鎚昌之
  • 学会等名: 第60回高分子討論会
  • 発表場所: 岡山大学
  • 年月日: 20110928-30
• [学会発表] 多糖ゲルのリーゼガング現象 (2011)
  • 著者名/発表者名: 岡村香奈,成田貴行、大西勇、鴇田昌之
  • 学会等名: 第60回高分子討論会
  • 発表場所: 岡山大学
  • 年月日: 20110928-30
• [学会発表] ゼラチンーPEG一水三成分系の相挙動 (2011)
  • 著者名/発表者名: 山下祐太朗、柳澤実穂、向井貞篤、安中雅彦、鴇田昌之
  • 学会等名: 第117回日本物理学会九州支部例会
  • 発表場所: 佐賀大学
  • 年月日: 2011-12-03
• [学会発表] κ一カラギーナンゲルのリーゼガング現象に及ぼす電場の効果 (2011)
  • 著者名/発表者名: 岡村香奈,柳澤実穂、成田貴行、大西勇、鴇田昌之
  • 学会等名: 第117回日本物理学会九州支部例会
  • 発表場所: 佐賀大学
  • 年月日: 2011-12-03
• [学会発表] Morphogenesis in PolysaccharideGels (2011)
  • 著者名/発表者名: 成田貴行,大西勇,鴇田昌之
  • 学会等名: International Symposium of Food Hydrocolloids
  • 発表場所: 大阪市立大学
  • 年月日: 2011-01-20
• [学会発表] Swelling behaviors of NIPA gelin mixed solvents (2010)
  • 著者名/発表者名: 三木啓央,向井貞篤,鴇田昌之
  • 学会等名: 日本MRS学会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2010-12-16
• [学会発表] NNPAゲルビーズ溶液における構造形成 (2010)
  • 著者名/発表者名: 向井貞篤,鴇田昌之
  • 学会等名: 田中豊一記念シンポジウム
  • 発表場所: 京都大学
  • 年月日: 2010-11-19
• [学会発表] ゲルの形態形成,一一般化相図との関係について一 (2010)
  • 著者名/発表者名: 鴇田昌之
  • 学会等名: ゲルワークショップイン奈井江
  • 発表場所: 奈井江
  • 年月日: 2010-09-17
• [学会発表] ポリN一ノルマルプロピルアクリルアミドゲルビーズ溶液における構造形成 (2010)
  • 著者名/発表者名: 向井貞篤,鴇田昌之
  • 学会等名: 高分子討論会
  • 発表場所: 北海道大学
  • 年月日: 2010-09-16
• [学会発表] ゲルにおける自発的構造形成 (2010)
  • 著者名/発表者名: 成田貴行,大西勇,鴇田昌之
  • 学会等名: 日本ゴム協会九州支部会
  • 発表場所: 久留米
  • 年月日: 2010-06-04
• [学会発表] 高分子ゲル中を流れる水の緩和現象 (2009)
  • 著者名/発表者名: 鈴木康夫鴇田昌之,向井貞篤
  • 学会等名: 日本物理学会2009年秋季大会
  • 発表場所: 熊本大学黒髪キャンパス
  • 年月日: 20090925-28
• [学会発表] 高圧環境下におけるリン脂質ベシクル挙動の直接観察 (2009)
  • 著者名/発表者名: 向井貞篤,藤野雄貴,鴇田昌之
  • 学会等名: 日本物理学会2009年秋季大会
  • 発表場所: 熊本大学黒髪キャンパス
  • 年月日: 20090925-28
• [学会発表] 高圧環境下におけるリン脂質ベシクルの直接観察 (2009)
  • 著者名/発表者名: 向井貞篤,藤野雄貴,呈剴丑昌之
  • 学会等名: 第62回コロイドおよび界面化学討論会
  • 発表場所: 岡山理科大学
  • 年月日: 20090917-19
• [学会発表] アガロース水溶液の相図 (2009)
  • 著者名/発表者名: 森田隆玄,成田貴行,向井貞篤,鴇田昌之
  • 学会等名: 高分子討論会
  • 発表場所: 熊本,熊本大学
  • 年月日: 20090916-18
• [学会発表] ゲルのパターン形成 (2009)
  • 著者名/発表者名: 成田貴行,大西勇,大石祐司,鴇田昌之
  • 学会等名: 高分子討論会
  • 発表場所: 熊本,熊本大学
  • 年月日: 20090916-18
• [学会発表] アガロース水溶液の相挙動 (2009)
  • 著者名/発表者名: 森田隆玄,成田貴行,向井貞篤,鴇田昌之
  • 学会等名: 田中豊一記念シンポジウム
  • 発表場所: 福岡,アクロス福岡
  • 年月日: 20090805-07
• [学会発表] Frontiers in Polymer Science, 7-9 June 2009, Congress Centrum Mainz (2009)
  • 著者名/発表者名: Y. Aoki, Aoki Y, Tokita M, Honjo H, Barraza H. J, Katsuragi H
  • 学会等名: Control of macroscopic pattern formation on gelation surface
  • 発表場所: Germany
  • 年月日: 20090607-09
• [学会発表] 食品ハイドロコロイドセミナー (2009)
  • 著者名/発表者名: 鴇田昌之(招待講演)
  • 学会等名: 日本教育会館
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2009-05-18
• [図書] Spatialpatterns induced by gelation of polysaccharide solutions
  • 著者名/発表者名: 成田貴行,鴇田昌之