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2011 年度 実績報告書

共役高分子の分子間導電機構と熱電特性

研究課題

研究課題/領域番号 21560735
研究機関独立行政法人物質・材料研究機構

研究代表者

篠原 嘉一  独立行政法人物質・材料研究機構, 電池材料ユニット, グループリーダー (70343853)

研究分担者 磯田 幸宏  独立行政法人物質・材料研究機構, 電池材料ユニット, 主任研究員 (80354140)
キーワード高分子 / 熱電特性 / ポリチオフェン
研究概要

本研究課題では、大気中で安定な導電性高分子であるポリチオフェン系を対象として、ポリチオフェン分子間の導電機構を支配する因子を解明し、この導電機構が熱電特性(ゼーベック係数、導電率)に与える影響を基礎的に明らかにすることを目的とする。平成22年度は、二種類の導電機構とゼーベック係数の関係について検討を行ったが、いずれの導電機構でもゼーベック係数が無機材料系と比較して1/4以下と小さいことが明らかになった。そこで平成23年度は、ポリマーブレンド構造がゼーベック係数に与える影響を基礎的に検討するために、モデル材料としてキャリア濃度の異なるSiウエハーを拡散接合して、擬似的に井戸型ポテンシャルを作り、ゼーベック係数との相関について調査した。以下の結果が得られた。
1)1センチ角のSiウエハーを用いて、ウエハー切断→平坦度検査→接合の接合手順で常温拡散接合を実施した。得られた材料は、部分的にしか接合しておらず、接合温度や時間の接合条件変えても接合面積の増加は少なかった。
2)所定の接合試料を得るためには、表面研磨と処理、平坦度検査、これらの手順の迅速化が必要であることが明らかになった。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2011

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Conference Reports on the 9th International Conference on EcoBalance2011

    • 著者名/発表者名
      Y. Shinohara
    • 雑誌名

      INTERNATIONAL JOURNAL OF LIFE CYCLE ASSESSMENT

      巻: 16 ページ: 478-487

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Thermoelectric Properties and Conduction Mevhanism of Conductive Polythiophenes2011

    • 著者名/発表者名
      Y.Shinohara, Y.Isoda, K.Hiraishi, A.Masuhara, H.Oikawa
    • 雑誌名

      INTERNATIONAL JOURNAL OF MATERIALS & PRODUCT TECHNOLOGY

      巻: 42 ページ: 66-73

    • 査読あり
  • [学会発表] 日本社会におけるアカデミーの役割2011

    • 著者名/発表者名
      篠原嘉一
    • 学会等名
      第22回傾斜機能材料シンポジウム
    • 発表場所
      北九州国際会議場
    • 年月日
      20110908-20110909

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公開日: 2013-06-26  

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