研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、大気中で安定な導電性高分子であるポリチオフェン系を対象として、ポリチオフェン分子間の導電機構を支配する因子を解明し、この導電機構が熱電特性(ゼーベック係数、導電率)に与える影響を基礎的に明らかにすることである。側鎖の異なるポリアルキルチオフェンを有機合成し、次のことが明らかになった。1)側鎖を有しないポリチオフェンでは、主鎖間距離が小さいために、バリアブルレンジホッピングを示す。2)アルキル側鎖を有するアルキルチオフェンは最近接間ホッピングを示す。3)ポリチオフェン系では主鎖間距離によって伝導機構が変化する。4)熱電特性は主鎖間距離と主鎖密度と密接に関係している。
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