新視点にたったマグネシウム材料の実用的リサイクルにおける不純物除去法

2011 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 21560770
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 金属生産工学
• 研究機関: 関西大学 (2010-2011); 豊橋技術科学大学 (2009)
• 研究代表者: 竹中 俊英 関西大学, 化学生命工学部, 教授 (60197324)
• 研究分担者: 森重 大樹 関西大学, 化学生命工学部, 助教 (30530076)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2011
• キーワード: マグネシウム / リサイクル / 鉄 / 銅 / チタン / 炭素 / カルシウム / モリブデン

研究概要

軽量・高比強度なマグネシウム材料の普及に不可欠な実用的なリサイクルプロセスの確立に資するため,マグネシウム材料の特性に有害で,リサイクルの際に混入が予想される鉄と銅の除去方法について検討した.鉄がマグネシウムより炭素と結合しやすいことに着目し,マグネシウム溶湯に炭素源と助剤を加えるという単純な方法で,鉄が除去可能であることを明らかにした.銅については,マグネシウム溶湯に浸漬したチタン棒に吸収可能であることを明らかにした.

研究成果

• [学会発表] グラファイトを利用したマグネシウム中の不純物Fe除去方法の検討 (2012)
  • 著者名/発表者名: 小西優輝, 森川龍之介, 森重大樹, 竹中俊英
  • 学会等名: 第150回春季日本金属学会講演大会
  • 発表場所: 横浜国立大学
  • 年月日: 2012-03-28
• [学会発表] マグネシウム中のFe, Cuの除去に関する研究 (2011)
  • 著者名/発表者名: 小西優輝, 森川龍之介, 森重大樹, 竹中俊英
  • 学会等名: 軽金属学会60周年記念関西支部講演
  • 発表場所: 関西大学
  • 年月日: 2011-12-10
• [学会発表] マグネシウム金属からの不純物除去～マグネシウム材料の実用的リサイクル法の検討～ (2011)
  • 著者名/発表者名: 竹中俊英
  • 学会等名: 大阪ベイエリア金属系新素材コンソーシアム第1回セミナー
  • 発表場所: 関西大学
  • 年月日: 2011-12-09
• [学会発表] マグネシウム中のFe, Cuの除去に関する研究 (2011)
  • 著者名/発表者名: 小西優輝, 森川龍之介, 中江雄大, 森重大樹, 竹中俊英
  • 学会等名: 第149回秋季日本金属学会講演大会
  • 発表場所: 沖縄コンベンションセンター
  • 年月日: 2011-11-07
• [学会発表] マグネシウムの精錬(リサイクル関係)の現状報告 (2010)
  • 著者名/発表者名: 竹中俊英
  • 学会等名: 超塑性加工ものづくり研究会第57回勉強会
  • 発表場所: 大阪府立大学中之島サテライト
  • 年月日: 2010-07-29
• [学会発表] リサイクルを考慮したマグネシウムの材料・プロセス開発 (2009)
  • 著者名/発表者名: 竹中俊英
  • 学会等名: 循環ビジネス創出会議
  • 発表場所: 愛知県産業労働センター
  • 年月日: 2009-11-06
• [産業財産権] マグネシウムまたはマグネシウム合金の精製法 (2012)
  • 発明者名: 竹中俊英,森重大樹
  • 権利者名: 関西大学
  • 産業財産権番号: 特許、特願2012-095542
  • 出願年月日: 2012-04-19