現在、ISO/TC20/SC14/WG6において審議中の規格案CDC11227において規程されている較正実験に基づき、エジェクタ実験を実施した。規格案では実験条件について不明確な部分があり、その中でもウィットネスプレートに関する取扱いを中心に検討を重ねた。この実験結果を速報として、昨年秋に開催されたISO/TC20/SC14/ODCWGにおいて報告を行い、平成22年1月4日には本規格案のプロジェクトリーダであるMandeville氏にも報告を行った。それらの審議を経て、日本側の対応策を検討し、平成22年5月においてロンドンで開催予定のISO/TC20/SC14に、日本からの修正案を提出する予定でいる。また、この研究成果を広く宇宙関係者に知らせるため、平成22年3月に開催されたスペースプラズマ研究会ならびに平成21年度衝撃波シンポジウムにて報告を行った。加えて、平成22年7月に開催されるCOSPAR2010において、4月に宇宙科学研究所で行った実験結果を加えて、その研究成果を発表する予定でいる。
|