現在、ISO/TC20/SC14/WG6において審議中の規格案CDV11227の第6章に基づき、JAXAより提供を受けた宇宙用材料(太陽電池パネル、アルミハニカム、CFRPハニカム)のイジェクタ実験を実施し、各材料から放出されるイジェクタ質量の計測ならびにウィットネスプレート上に形成されるクレータのサイズ分布の計測を行った。これらの研究成果をもとに日本の事務局(日本航空宇宙工業会)を通じてコメントシート(規格修正案)をISO事務局(AIAA)に送付し、平成23年1月19日締切の投票に対して、賛成票を投じた。他のPメンバからも賛成票を得ることができ、本規格案はDIS登録がなされた。平成23年5月23日よりドイツDINで開催される予定のISO/TC20/SC14総会において、次の段階であるFDISへの移行を提案する予定である。また、ジュネーブにあるISO本部と規格案の書式整合性等の最終確認作業を行う予定であり、2012年頃のIS化を目指すこととなる。
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