研究課題
基盤研究(C)
船体の隅肉溶接部近傍に発生する疲労き裂をモニタリングする超音波送受信システムを構築した.送信用と受信用の探触子を配置し,挟まれた領域で発生伝搬する疲労き裂をモニタリングできる.透過波と反射波計測を組み合わせることで,信頼性が向上する.船体の実疲労き裂では,き裂部に作用する船体運動による変動応力が存在するため,モニタリング計測のタイミングが重要であることが分かった.十分な精度を得るためには,疲労き裂が完全に開口する実働応力振幅の高応力振幅側での計測が必要である.
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