SS壊変する安定線から離れた原子核の崩壊核データ測定について、特殊な貫通型Ge検出器およびクローバー検出器を用いて、カスケード関係にある.線をエネルギー和の.線ピークとして検出して高エネルギーの励起準位を明らかするエネルギーサム.線分光法と、特にクローバー検出器に対して.線強度を精度良く決定するためのコインシデンスサム補正法を開発した。その結果、相対強度0. 1%の.線まで考慮すれば、100keVから3MeVの範囲に渡って5%程度でγ線強度を決定できることがわかった。一方、京都大学原子炉に附置したオンライン同位体分離装置に検出器を設置し、235Uの核分裂生成物147Laの崩壊.線を測定した。両検出器によるエネルギーサム.線分光の解析から、娘核147Ceについて1MeVまでしか報告がなかった崩壊図式に対し3. 5MeVまで新たに160本の.線を同定するとともに、新たな56個の.遷移する高エネルギー準位の存在を明らかにした。
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