研究課題
基盤研究(C)
植物にとって葉のない季節は単なる休眠期間とみなされがちであるが,ヒガンバナの根は1年を通して窒素の吸収能力をもっていた。各季節における窒素の吸収は異なる効果をもち,夏(非展葉期)の吸収は,それに続く生育シーズンの成長を促進した。秋(展葉開始期)の吸収は,葉の光合成能力を高めたが,今回の実験条件下では,成長に対する効果はなかった。冬(展葉中期)に吸収した窒素は鱗茎に貯蔵され,翌シーズンの成長に寄与すると予想された。
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