研究課題
基盤研究(C)
シアノバクテリア概日時計蛋白質KaiCのリン酸化リズムは、試験管内でKaiA、KaiB、KaiCをATPと混合することにより再構成が可能である。このリズムの周期は温度によらずほぼ一定である「周期の温度補償性」という性質を示す。本研究では、KaiCはATPの分解と生成を繰り返した結果としてリズムが生じることが明らかとなった。反応の平衡は、低温ではATPの分解に、高温ではATPの合成に傾くことが示唆された。この結果は、温度補償性の解明において、重要な手掛かりになることが期待される。
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The Journal of Biological
巻: 287 ページ: 18030-18035