ウナギの延髄のArea postrema(AP1)のニューロンはAngiotensin II(ANGII)によって興奮させられ、AP1の興奮はGlossopharyngeal-vagal motor complex(GVC1)の神経活動を抑制する。一方Atrial natriuretic peptide(ANP)はAP1でのANG IIの効果を抑える。AP1でのANG IIとANPの作用は哺乳類の飲水中枢であるSubfornical organ(SFO)での作用と良く似ているので、ウナギの飲水調節ホルモンはAP1に作用していると思われる。またANG IIによるAP1の興奮がGVC1を抑制することはウナギの飲水促進に対応している。
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