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2009 年度 実績報告書

種子植物胚の栄養摂取体制転換期における胚嚢内構造多様性の実態解明―マメ科を端緒に

研究課題

研究課題/領域番号 21570087
研究機関茨城大学

研究代表者

遠藤 泰彦  茨城大学, 理学部, 准教授 (30250145)

キーワード種子植物 / マメ科 / 子葉紋 / cotyledon areole / 胚乳 / 比較発生学 / 比較解剖学 / 多様性
研究概要

平成21度は、本研究の開始年度であり、研究機器の整備として、大型回転式ミクロトームおよび真空凍結乾燥器を機種選定、購入、設置した。これらの機器を利用することで、本研究の対象であるマメ科種子内部構造の観察が飛躍的に効率良く行えるようにたった。実際には、マメ科植物8種について、様々な発達段階にある果実を採集し、取り出した種子について発進過程を追いながら胚とそれを取り巻く構造の変化を観察、その結果について論文原稿を作成し、学術雑誌に現在投稿中である。また、本研究で着目したマメ科の子葉上の構造cotyledon areoleに日本語言語として「子葉紋」を与えると共に、その研究史を概括し、論文として学術雑誌上に投稿し受理され、2010年4月に出版される予定である。これにより、cotyledon areoleは植物分類学、植物形態学のみならず、農学や植物生理学などの分野でも、特に日本国内において周知されることが期待される。
子葉紋は、我々に身近で重要な経済植物であり、かつ生物学の教材としても利用されることが多いエンドマメやダイスなどに認められる構造である。そこで、これら植物に近年発見された構造として、2009年11月29日に「青少年のための科学の祭典(北茨城大会:於 北茨城市民ふれあいセンター 参加約1000名)」において「タネのひみつ」と題して展示、紹介を行い、普及活動に務めた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] マメ科種子のcotyledon areoleとseed-coat inside areoleの日本語用語の提案2010

    • 著者名/発表者名
      遠藤泰彦、大橋広好
    • 雑誌名

      The Journal of Japanese Botany 85

      ページ: 126-130

    • 査読あり
  • [備考]

    • URL

      http://info.ibaraki.ac.jp/scripts/websearch/index.htm

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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