研究課題
基盤研究(C)
カワトンボ科のトンボ類において,ある種のオスは非対称な交尾器を持っていたが,他の種の交尾器は左右対称であった.左右非対称な交尾器をもつ種では,左側の側突起がよく突出し,右側のものは折りたたまれる傾向があった.この側突起は,メスの体内にある精子貯蔵器官からオスが精子を掻き出すために用いる器官である.カワトンボ科全体の分子系統樹上で,オスの交尾器の左右非対称性は, 1回だけ生じ,そのグループ内で,メスの精子貯蔵様式に対応して、さらに非対称性の著しい種が出現したことが明らかとなった.
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PLoS ONE
巻: 5 ページ: 9904