研究概要 |
この研究ではトウモロコシグルタミン合成酵素のイソ酵素GS1aを用いた。5量体の会合領域のアミノ酸残基のミュータントを作成し,相互作用を調べた。Phe150近傍の残基を網羅的に選びAla置換体を作製して,リング間結合部から基質Gluの活性中心への入り口にまたがる領域に、Kmが増大する変異残基が集中していることがわかった。活性部位からはなれた遠位領域上のG241AとW243Aのそれぞれの結晶化を行い,分解能2. 10Å、2. 80Åの回折データが得られた。結晶解析から基質親和性に関与する構造要因が活性中心とは別にリング相互作用残基付近にも存在することがわかった。
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