研究課題
基盤研究(C)
糖質加水分解酵素ファミリー19に属するモジュラーキチナーゼであるCht2およびChiCのキチン結合ドメインと結晶性α-キチンの結合モデルを構築し、2つのキチナーゼの結合特異性の違いを示した。また、いずれのキチナーゼにおいても、ドメイン間リンカーにより、全長構造の伸長やドメイン配置への自由度がもたらされることが考えられた。これらの結果より、キチン結合ドメインによりキチンに結合し、活性ドメインがリンカーの長さにより許容される範囲内のキチン鎖を切断するという分解機構が予想された。キチナーゼD活性ドメイン単独および阻害剤との複合体構造を決定、精密化した。阻害剤の結合により基質結合部位のループに構造変化が起こることを明らかにした。
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X-ray scattering Proteins
巻: 78 ページ: 2295-2305