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2009 年度 実績報告書

ホスファチジルセリン代謝異常は哺乳細胞のオートファジーを誘導するか?

研究課題

研究課題/領域番号 21570155
研究機関国立感染症研究所

研究代表者

谷田 以誠  国立感染症研究所, 細胞化学部, 室長 (30296868)

キーワードオートファジー / タンパク分解 / ホスファチジルセリン / LC3 / ATG
研究概要

哺乳細胞においてホスファチジルセリン合成異常は細胞保護的なオートファジーあるいはオートファジー性細胞死を引き起こすか?という問題点の解決を図るため、本研究では、ホスファチジルセリン合成異常変異CHO株を用いて、制限条件下でオートファジーが誘導されるか?もし起こるとしたらオートファジーはリン脂質組成異常が起こる時期より前におこるのか、後におこるのか?その時のオートファジーはオートファジー性細胞死かどうか?について解析を続けている。ホスファチジルセリン合成異常変異CHO株は、ホスファチジルセリンを培地に添加していると生存できるが、ホスファチジルセリンを培地から欠乏させると、生存率が低下し、3日目には多くの細胞が死ぬ。このとき、制限条件におけるオートファジー誘導を調べると、ホスファチジルセリンを欠乏させて、24時間以内にオートファジーのマーカーであるLC3-IIの顕著な蓄積が認められた。現在、オートファジーの活性化がホスファチジルセリン欠乏の初期に起こり、その後、オートファジー性細胞死に向かうのかどうかを解析しつつある。今後、リン脂質の組成変化、mTorシグナリング経路の変化を解析すsる。また、LC3のオートファゴソーム局在をより詳細に解析するための、新規のオートファジー評価系を開発しつつあり、それにより、LC3-IIがオートファゴソームに局在するのかあるいは、リソソームと融合したオートリソソームに局在するのかを明らかにする予定である

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考]

    • URL

      http://www.nih.go.jp/niid/biochem/2nd/index.html

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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