研究概要 |
好中球は、病原体が侵入してくると、感染部位へ素早く移動することが知られている。しかし、その分子メカニズムについては不明な点が多い。本研究では、好中球の細胞運動の分子メカニズムを明らかにするために、これまで我々が解析してきた細胞内輸送に関わる分子GBF1について、細胞運動の際、どのように活性化されるのか、また、細胞運動において、どのような役割を果たしているのか調べた。その結果、GBF1は、PI(3, 4, 5) P_3によって活性化されること、さらに、細胞運動時のARF1やGIT2の細胞内局在に関わっていることが明らかとなった。
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