研究概要 |
1) meiotic endocytosisのライブイメージング系の構築:meiotic endocytosisを蛍光顕微鏡下で追跡、観察する系を構築した。Psy1や核タンパク質、各オルガネラ局在マーカータンパク質などをCFP, GFP, mCherryなど異なる蛍光タンパク質で標識し、蛍光試薬FM4-64で標識したエンドサイトーシスとともに観察可能とした。 2) meiotic endocytosis欠損変異株の取得:シンタキシン1Psy1が細胞膜から前胞子膜へと局在変化しないと胞子形成ができない。GFP-Psy1を発現させた株を変異剤処理し、約50,000株のスクリーニングで、約5,600株のヨウ素蒸気で褐色に染まらない変異株を取得した。これらの株を1つ1つ蛍光顕微鏡下で観察し、減数分裂時にPsy1が前胞子膜に移行しないもの、すなわち、meiotic endocytosisが欠損している可能性の高い株を38株程度取得した。これらは16の相補性グループに分類された。このうち5つの遺伝子を決定した。そのうち4つはアクチン細胞骨格系、1つはユビキチン修飾系の遺伝子であった。
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