研究課題
基盤研究(C)
RAPLはRap1結合タンパク質で、Rap1活性化によって誘導される接着・遊走に重要な役割を果たしている。このRAPLを欠損するマウスは加齢とともにループス腎炎などの自己免疫疾患やBリンパ腫を発症することがわかった。その発症メカニズムとして、RAPLがCDKインヒビターp27^<kip1>の核内移行を促進することで、リンパ球の増殖を抑えているために、RAPLが欠損するとリンパ球の過剰な増殖を招いていることが明らかとなった。この成果は、リンパ球の接着と増殖が連携して制御されており、両者に関与する分子の破綻は単独でも、リンパ球増殖性疾患の発症につながることを示している。
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